昨晩、’HACHI 約束の犬’を一足先に試写してきました。
(ロードショーは8月8日より)
ハチ公と聞くと渋谷駅前の待ち合わせの名所ともなっている
銅像を思い浮かべてしまいます。
が、実際のハチ公物語というのを知りませんでした。
’HACHI 約束の犬’のエンディングで忠犬ハチ公のエピソードを
紹介したんですが、ハチは亡き東京帝国大学(現・東京大学)農学部の
教授、上野英三郎氏が亡き後、9年もの間渋谷駅で待ち続けて
いたそうです。
そんなハチ公物語に感動した日系アメリカ人3世のプロデューサー、
ヴィッキー・シグクニ・ウォンがこの物語を世界中に広めたい
という想いから’HACHI 約束の犬’は完成しました。
主人公パーカー教授を演じた主演のリチャード・ギアは脚本を
読んだ時に涙が止まらなかったと言っています。
パーカー教授とHACHIの絆は深く、2人が戯れる姿を観ているだけで
心が和む映画でした。
私はこの作品を観ながら以前に観た
マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと、と
比べてしまいました。
(過去記事:マーリーは何を教えてくれた?)
自由にのびのびと育ったマーリーと、主人に忠実であった
HACHI、これがアメリカの国民性、日本の国民性と
ダブってしまったわけです。
秋田県であるHACHIはただ主人に仕えることこそが最大の
喜びであり、だからこそ主人亡き後もずっと駅前で
待ち続けていたんだなぁ、と。
アメリカでの’HACHI 約束の犬’はどうだったのか
気になるところです。
昨晩の試写では物語の後半で涙する鑑賞者の姿があちこちで
見られました。
上映時間は1時間33分と少々短い作品ですが、
海を越えたもう一つのハチ公物語をぜひ劇場で
観て見て下さい!