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あるがまま 「禅 ZEN」のレビューです。

ただただ坐禅をし続け、己と向き合え。
どんな人にもお釈迦様はいるのだ!

釈尊の教えを世の中の迷える人たちに説き続けた
道元禅師(中村勘太郎)、
禅 ZENが、この時代に公開されたことに感謝したい。


zen

印象的な場面が多々ありました。

道元は自分に天道山へ行く事を進めた宋の老僧(笹野高史)が禅寺の
食事係りをしていた事に驚きを覚えて質問をする。
それに対して老僧はこう答えた。

「いまだ弁道を了得せず いまだ文字を知徳せざることあり」

と、この意味は。

遊女’おりん’(内田有紀)が「私のような汚らわしい人間に
お釈迦様なんていないんだ」と叫んだ時に、道元が優しく
諭す場面。


戦で殺した悪霊によって、毎晩うなされる北条時頼(藤原竜也)を
激昂させた時、道元のとった行動。


一つ一つの言葉が胸に沁み込んできました。

でも、全てはこの言葉に尽きるような気がします。

  ”仏道をならうというのは、自己をならうなり
   自己をならうというのは、自己をわするるなり ”


「自己をわするる」とは自分の持っている煩悩や欲を捨てること、
そうした時に、初めて自分というものが見えてくる。

なかなかこの境地にまで自分を捨てることは難しい事だと思う。
でも、自分自身と向き合うことは必要なことではないでしょうか?

特に情報が溢れる現代では、答えを外に求めてしまう傾向がある。
本当は自分自身が持っているかもしれないのに・・・


宗教とか禅とかそんな難しいものには興味がない、とは言わずに
多くの人に観てもらいたい作品でした。
自分の「心」を見直すキッカケとなるかもしれませんよ。



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